季節の・・

施餓鬼(せがき) 供養・・

むかしむかし 阿難(あなん)という 心のやさしいお坊さまがおりました阿難は いつもお釈迦さまのそばで教えを聞き人々の悩みを聞いては助けておりましたある夜のこと 阿難 静まり返った森の中で座禅をしていると――ヒュウウウ…… と冷たい風が吹き ...
不思議な話

月夜の寺に灯る小さな奇跡(座敷わらし)

昔 遠野のある寺に 夜になると 小さな子どもの姿 が現れるという噂がありました昼間には誰もいないはずの本堂から「トントン……」と 子どもが走り回るような音が 聞こえてくる寺の者が見に行っても 誰もいませんところが翌朝になると 本堂の仏具が少...
教え

中尊寺の金色堂を守った白い狐 (岩手県平泉)

奥州平泉の名刹 中尊寺 には 黄金に輝く 金色堂 があります昔 盗人たちが「金色堂には黄金が山ほどある」と聞き夜中に忍び込もうとしましたところが 寺へ続く道の先に 一匹の 白い狐 が現れました狐は人を恐れず じっと盗人たちを見つめゆっくりと...
季節の・・

牡丹灯籠――夜の参道に現れる女――

むかしむかし 山のふもとに 古いお寺がありましたその寺は 何百年ものあいだ 村人たちに守られてきた寺でした山門の脇には 大きな杉の木が立ち 境内には古い鐘楼がありましたそして 本堂の裏手には、小さな墓地がありました 墓地の一番奥には 誰のも...
教え

小坊主と 牛久沼の牛のしっぽ

むかしむかし 牛久沼のほとりにある金龍寺というお寺に 一人の小坊主がおりましたその小坊主は とても食いしん坊でしたお膳にご飯が並ぶと 誰よりもたくさん食べお腹がいっぱいになると すぐにごろりと横になって昼寝をしてしまいます住職さまは その様...
教え

『化け物寺(ばけものでら)』

~荒れ寺にひそむ化け物の正体~昔々 ある旅人(または侍)が日暮れまで歩き続け ようやく一つの村へたどり着きました「どうか一晩泊めてください」旅人が頼むと 村人たちは顔を見合わせて言いました「泊まるところはありますが 村はずれの古いお寺だけは...
幽霊

子育て幽霊

むかしむかし ある町に小さなお寺がありましたそのお寺の近くには 一軒の飴屋(あめや)があり毎日たくさんの子どもたちが飴を買いにやって来ましたある日のこと 一人の若いお母さんが重い病にかかりお腹に赤子を宿したまま この世を去ってしまいました家...
伝説

元興寺(がんこうじ)の鬼退治

むかしむかし 今から千三百年以上も前のお話です 奈良の都に **元興寺(がんごうじ)**という大きなお寺がありましたこのお寺では たくさんの若いお坊さんたちが毎日お経を唱え 仏さまの教えを学んでいましたところが ある頃から不思議なことが起こ...
もしも・・シリーズ

もも太郎 もしも・・・

もし桃太郎が弱かったら(新しい昔話)昔々 貧しい村の お寺の門前に小さな男の子と桃が三つおかれていましたおじいさんとおばあさんは お寺の和尚様と相談してその子を 引き取ることに決めましたその子を「もも桃太郎」と名付け、大切に育てましたけれど...
教え

和尚と小さな地蔵さま

山あいの静かな寺に、ひっそりと立つ小さな地蔵さまがいた高さは子どもの胸ほどで、丸い顔に優しい微笑みを浮かべている村の子どもたちは遊び帰りに必ず寄り道し「ただいま」「今日ね、こんなことがあったよ」 と話しかけるのが日課だった寺の和尚は その光...